妊婦さんの栄養
  分娩予定日と母体の変化 妊娠中毒症について 妊娠貧血について つわりと悪阻の対策 妊婦さんの食事の目安 10か条 育児金について 相互リンク  


貧血とは、
赤血球数・ヘモグロビン濃度・ヘマトクリット値が著しく低下している状態をいいます。
WHO(世界保健機構)の定義では、

ヘモグロビン濃度が非妊婦で12g/dl、妊婦では11g/dl未満を貧血としています。
妊婦の30〜40%に貧血傾向があるといわれています。
これは、血液量が著しく増大(妊娠末期には50%も増加)する反面、
胎児に優先的に鉄分が使われていくため、
酸素を運ぶヘモグロビンを作る材料が減るからです。

貯蔵鉄?
体内には、もともと余分な鉄分が貯蔵されているのですが、
妊娠前にいかに貯蔵しているかどうかが 非常に重要になってきます。


貧血と認められたときの食事
@鉄分を含む食品を毎日食べること
(例)緑黄色野菜、ひじき、大豆、赤身のお肉・魚、レバー(豚や鶏レバーにはビタミンAも多く含まれるので、分娩予定日と母体の変化にも書きましたが、食べ過ぎないようにしましょう。)

A良質の動物性たんぱく質を食べること
血色素とたんぱく質が結合してヘモグロビンを作るため、造血には、たんぱく質も必要です。
(例)卵、魚介類、肉

B銅・葉酸・ビタミンCを十分にとる。
これらは、鉄の吸収率を高めてくれます。
(例)緑黄色野菜、果物、豆類、海藻、卵、

Cコーヒー・紅茶・お茶は、食前食後30分くらい飲まない。
こちらは、鉄の吸収を阻害するタンニンが含まれます。
また、加工食品に含まれるリン酸も、同じように吸収を阻害するので控えましょう。

D高エネルギー食にする。
貧血の食事療法の基本です。

E胃酸の分泌を高める食品を食べる。
胃酸が十分に分泌されていると、鉄の吸収率が高まります。
(例)柑橘類(みかん・グレープフルーツ)梅干、酢など。

F疲れない程度の運動をする。
赤血球は、骨髄で作られるので、骨への血流を良くすると
造血を促進することになります。

 

 


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